天皇陛下と能登とのご縁
50年近く前、学習院高等科の1年生だった陛下が、地理研究会の研修旅行で能登を訪れた際の様子。この時、輪島朝市にも足を運ばれていました。
今回の地震で朝市周辺で15人が亡くなったと説明を受けた両陛下は、現在も多くのがれきが残っている場所に向かって、10秒ほど黙礼されていました。
続いて訪問されたのは輪島市内の避難所。両陛下は、被災した人たちの体を気遣いながらひざをついて熱心に話を聞かれました。
天皇陛下「お怪我とか大丈夫ですか?」
被災者「大丈夫です」
皇后さま「お二人暮らし?」
被災者「はい」
皇后さま「こわい思いをされましたでしょう」
両陛下と会話した新谷満さん「『お体のほう大丈夫ですか』『大変でしたね』と言われていました。心和む思いがします。勇気づけられました」
沿道には両陛下を一目見ようと多くの住民らが集まりました。沿道の女性は「わざわざ視察に来ていただいてとてもありがたく思っている。しっかり見られたので良かった」と話していました。
沿道の被災者「地震の影響で気持ちが沈んでいたけど、天皇陛下を見られて、とても嬉しかったし、元気づけられました」
沿道の被災者「自分は輪島朝市に店があって燃えちゃったんですけど、また頑張りますので、復興した際はぜひ訪れてもらえればと思います」














