「話しても共感してもらえない」密室で深まっていた孤独

弁護人:「今回、このようなことになった原因について?」
女:「私自身、主人や周りに深いところの悩みが話せていなかった
「育児の悩みや自分自身の身体の悩みを主人や周りに話せていなかった」
「ストレスが発散できていなかったのが原因」
弁護人:「話しているけど、なかなかわかってもらえない?」
女:話はするけど、なかなか共感してもらえない。私自身 主人にもこんなこと思っていたんだとわかってもらいたかった

そして法廷で、女は弁護人の問いかけに、涙ながらに答えていく。

女:「今思うと、娘はとても苦しんだと思います…」
弁護人:「大好きなお母さんに苦しめられた」
女:「娘の中で『ママどうして…なんで』ってなったと思います…」
弁護人:「わずか2年間で人生を終えないといけなかった娘に思うことは?」
女:「娘は1歳1カ月でお姉ちゃんになりいろいろ我慢させることもあった」
ほっぺにチュッとしてくれたり…」
私が泣いている時によしよししてくれる、すごく優しい子でした
そんな娘の命を…奪ってしまう形になって本当に申し訳ない…
毎日、娘との時間をつくればよかったなと」
娘から愛情をいっぱいもらっていたのにこんなことになってしまって…」
「『ごめんね』と伝えたい…

検察は論告で以下のように厳しく指摘した。
「娘が手を叩いたなどの事情は、イヤイヤ期にあり得るもの、一切落ち度はない」「大好きな母親から暴行を受けた悲しみや絶望感、あまりに短い生涯を終えることとなった無念さは筆舌に尽くしがたい」
「いらだちが我慢できなかったのだとしても、犯行直前に夫に相談するなどの行動を取ることもできたはず」
「そもそも必ず寝かせなければならない事情はなかった」