平成8年、強制隔離を定めた「らい予防法」は廃止に。平成13年、国の隔離政策の誤りを認める判決が出されました。

赤塚さんは、遺族の立場から原告の一人として裁判に加わりました。

(赤塚興一さん)「罪深いことをしたなと。一生反省」

その後、集会の場で初めて、自身の体験を語りました。

平成28年には、家族も差別や偏見の被害を受けたとして、ハンセン病元患者の家族らによる訴訟も始まり、令和元年、熊本地裁は国の責任を認めました。

判決後に家族補償法もできましたが、補償金を請求する人は国の想定の37%ほどにとどまっています。