池畑さんにとって昭和とは・・・

「母が大正14年だからちょうど100歳になる。生きていれば。昭和に生まれて良かったといますごく思う。いまの平成の子たちよりも昭和の大変な時代を分かっているからこそいま幸せだなと思えるけれど、いまなんでも与えられてなんでも機械がやってくれて本人はどこへ行っちゃうんだろうというところもある。
あの時代の歌謡曲はぜんぶ言葉がちゃんとドラマになっている。それをつなげていったらひとつの物語になれるように。いまは楽器の一部のような歌詞とかメロディになっているから、ちょっとさびしい気がする。生バンドで歌いたいし、昔の方がいいに決まっている。デジタルじゃないほうがいいに決まっている。人間が弾いて、人間が歌って。
デジタルでレコーディングして音がおかしくても元へ戻せるような時代よりも、ふらっとしていてもその人の声の方がいい。そう思って生きてきている。素晴らしい時代だった」
最後に昭和そして鹿児島へのメッセージを・・・

「飛翔。鹿児島に飛んでいきたいという気持ちもあれば、鹿児島から飛び出して世界に羽ばたく人になってくださいという意味も込めて飛ぶ。第二の故郷である鹿児島、ノスタルジックな気持ちがありながら、なかなか伺うことができない」