21日、無投票で4選された須崎市の楠瀬耕作(くすのせこうさく)市長が高知市の幼稚園を訪れました。子どもたちの個性を伸ばす取り組みの視察が目的で、楠瀬市長は「保育体制の拡充」を目指したいと語りました。
楠瀬市長が視察したのは、高知市の桜井幼稚園です。園では子ども1人1人の個性を尊重し、自発的に学ぶ姿勢を大切にする「イエナプラン教育」に取り組んでいます。「会話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」の4つの活動を循環させながら学びを進めるスタイルで、現在、オランダで盛んに行われています。
須崎市では「子どもたちが主体的に考える教育」への転換に向けて協議を続けていて、今回の視察が実現。楠瀬市長は視察を通して「保育体制の拡充」を目指したいと語りました。
(須崎市 楠瀬耕作 市長)
「基本的に私の個人の考えですけども保育体制は拡充させたい、須崎市においては。6歳までは非常に吸収力の高い時期なので人格形成も含め非常に大事である。そういう時に一定の方向性を持って保育をしていくことがこれから必要になるんじゃないかと思います」
子どもたちが自由にのびのびと遊ぶ姿を見た楠瀬市長。2月からの4期目の任期では改めて人口減少対策に積極的に取り組む姿勢を示しました。
(須崎市 楠瀬耕作 市長)
「(人口が)減る速度を遅くするということはできると思いますので、それはいろんな形で教育であったり子育て環境であったり、もっと手前でいうと若い人が須崎市に残っていただくというような事を考えていく、それを実行していくことかなと思っています」