大手通信会社の高知支店が高知県警と協力し、特殊詐欺の被害防止を呼びかけるチラシを作成しました。高齢者の被害を防ぐための様々なサービスを紹介しています。
特殊詐欺の被害防止を呼びかけるチラシを作ったのはNTT西日本高知支店です。県警と企業が連携した地域貢献活動、「防犯CSR活動」の一環です。
NTT西日本では高齢者の住む家庭を対象に電話に出る前に番号を確認できるサービスや、非通知の電話を拒否できるサービスなどの利用料や工事費を無償で提供していて、今回のチラシで広くサービスを周知し、特殊詐欺の被害防止につなげていきたい考えです。
(NTT西日本高知支店 齋藤幸生 支店長)
「技術の進歩に伴って対策も進歩しているので引き続きしっかりサービスを世の中に知ってもらって、できるだけ多くの人がサービスを知ってこういうことが世の中にあふれていることを知って被害に遭われる方が少しでも減っていければと感じている」
(県警地域安全対策推進担当 山川智子 課長補佐)
「固定電話を持っている人は高齢者の世帯も多いと思う。皆さんがこういう便利なサービスを利用してできるだけ被害にあわないように気をつけてほしい。今回NTT西日本高知支店と初めて共同で行うことができた。今後とも引き続き連携をして取り組んでいきたい」
県警によりますと県内では去年1年間で、34件の特殊詐欺事件でおよそ6581万円がだまし取られています。高齢者の被害は件数でみると半数ほどですが、被害額でみるとおよそ4721万円と7割を超えていて、県警は今後も様々な企業と連携して、対策を強化していきたいとしています。