高知県田野町産の完全天日塩の生産量を増やし地産外商につなげるため協力していこうと先週、田野町と塩の生産者、そして菓子メーカーが協定を結びました。
協定を結んだのは、田野町と、塩職人の田野屋塩二郎(たのや・えんじろう)さん、そして、香美市の菓子メーカー「スウィーツ」です。
田野屋塩二郎さんは、2009年から田野町で完全天日塩作りを始め、現在は国内だけでなく海外からもあわせて7000人ほどが商品の予約待ちの状態で、知名度は世界中で高まっています。
この『完全天日塩』を田野町の塩として発信し地域産業の振興につなげようと行政、生産者、菓子メーカーの三者による協定が交わされました。
今後、田野町がバックアップしながら後継者の育成に力を入れることで、「田野町産の塩」の生産量を増やし、天日塩を使った新商品の開発やさらなる地産外商につなげていく狙いがあります。
(田野町 常石博髙 町長)
「“天日塩”を塩二郎さんだけでなく、弟子をふまえた(弟子がつくる)材料で提供できる仕組みを作り、その方が田野町に在住して作っていただけたら」
この他にもブランドの確立・維持や、地域教育などにも力を入れて「塩の町・田野町」の実現を目指すということです。