日本と台湾の大学が地域連携や社会実践などの活動内容について共有する国際研究会が日本で初めて高知市で開かれました。

高知大学を含む日本の4大学と台湾の6大学は、2021年11月に「地方創生」を目的に日台連盟を発足しています。

その中で、高知大学は2024年9月から会長校に選ばれていることから、今回日本初の国際研究会が高知で開催されました。

会では日本と台湾の大学からおよそ150人が出席。台湾でも高齢化が進み課題になっていることや、地方創生のため人材育成に取り組んでいることなどを発表しました。また、馬路村が特産品のユズをPRし、日本有数の地域ブランドになった事例なども紹介されました。

(日台連盟副会長 国立台湾海洋大学 許泰文校長)
「台湾の大学の研究者たちが、『地方の連携・社会実践』を非常に重視している。人口減少や高齢化などに対する意見などを共有して、更なる地方問題解決に努めたい」

参加者の一部は5日、台風の様子を見ながら中土佐町や安田町を視察する予定です。