地域の人たちに交通安全への意識を高めてもらおうと、高知市の高校生たちが自転車に乗る際のヘルメット着用を呼びかけました。

呼びかけをしたのは、高知小津高校の生徒およそ50人です。高知小津高校は8割を超える生徒が自転車で通学していて、今年5月に自転車交通安全モデル校に指定されています。4日は、通勤・通学する人たちに反射材やチラシなどを配り、自転車に乗る際のヘルメット着用を呼びかけました。

県警によりますと、今年県内で起きた自転車がからむ事故は182件で、このうち3人が死亡、いずれもヘルメットをかぶっていませんでした。

(高知警察署交通課 吉本奉由 課長)
「(ヘルメット着用率は)県内13.4%と低い数値に対し、隣の愛媛県は59.9%と非常に高い数値。自転車に乗るときはヘルメットが重要であることを1人でも多くの人に分かってもらいたい。配っている生徒たちにも自分事としてとらえてほしい」

高知小津高校では来年1月にもヘルメット着用の啓発活動を予定していて、生徒だけでなく地域の人たちにも交通安全意識を高めてもらいたいとしています。