なぜ事件は起こったのか…社会への願い

「ここから、私の願いの話をさせていただけたらなと思っています。私自身、『家族や友人、仕事のパートナーとか、そういう人たちが笑って幸せだったらいいんじゃないか』ぐらいの感覚で過ごしてきたんですけれども、今回の事件が起こってすごく感じたのが、『それだけでは駄目なのかもしれないな』ということです。」

「今回の事件を起こした方の動機とか、100%分かるところはないですけど、その人が幸福度が高かったとか、ハッピーな状態では、このようなことを起こしてないんちゃうかなと思うんですよね。」

「人を傷つけたりとか、人に攻撃している状態って、自分自身、何かこう不幸を背負っているような感覚とか、何か自暴自棄になっているとか、そういう要素がすごく大きいんじゃないかなというふうに考えたり、感じたりしています。」

「何かを起こしてしまっている人がいたとして、その人が本当に大切に思っている人の存在を感じている状態やったら、踏みとどまれることがあるのではないかと、感じたりもしています。」

「例えば僕が何かをやってやろうと思った時に、やっぱり絶対、大事な人たちの顔が浮かんで、『そんなことあかんよね』と出てくると思うんです。」

「人との関わりであるとか、配慮であるとかそういうのってすごく、いろんな悲しい事件を起こす側の人が欠けている要素になっている可能性もあるんじゃないかなと、勝手に思っています。」