9月1日は防災の日です。南海トラフ地震などの大規模な災害に備え、高速道路の通行を迅速に再開させる訓練が高知県南国市で行われました。

訓練は大規模災害時に緊急車両などが高速道路を迅速に通行できるよう、「防災の日」に合わせて毎年行われています。

高速道路を維持管理するNEXCO西日本や警察、自衛隊などからおよそ50人が参加。南海トラフ地震が発生し、高速道路が通行止めとなっているとの想定で訓練が行われました。参加者は道路上に放置された車をジャッキを使って10分ほどで路肩に移動させました。そして、車を通行させるためアルミ製のはしごを使って特別に設置された高さ30センチほどの段差を越える手順を確認していました。

(NEXCO西日本 四国支社 高知高速道路事務所 鮫島和也所長)
「日ごろから各関係機関との連携が大事なので、実際に高知道が被災した際には24時間以内の緊急車両が通れるように、早期の対応ができるような体制作りを日々やっていきたい」

参加者は訓練を通じて顔を合わせ協力し合うことが、災害時の迅速な対応につながることを改めて確認していました。