地域の「宝物」を世界に発信する大会で高知県代表の商品が2部門でグランプリを獲得するなど快挙を成し遂げ28日報告会が開かれました。

先週、シンガポールで開催された「にっぽんの宝物世界大会」。この大会は地域のまだ知られていない食品や文化を「宝物」として表彰し世界に広めようという大会で2016年から開かれています。

今回の世界大会には全国各地で開かれた地域大会、その後の全国大会を勝ち抜いた19の商品が出品され5つの部門でグランプリを競い合いました。

このうち県勢は2つの部門でグランプリを獲得する快挙を成し遂げました。

このうち「業界変革部門」では土佐はちきん地鶏と塩ができる直前の海水のみを使って作った鳥節(とりぶし)「木鶏(もっけい)」が、「日本・最新スイーツ部門」では室戸市の西山金時を使った「西山金時スウィートポテトロール」がグランプリを獲得しました。

(スウィーツ 春田聖史 社長)
「スタッフや生産者の作る美味しさが世界にも通用すると強く感じられてめちゃくちゃうれしい。世界大会が始まってからの7年で(県勢が)グランプリをとったことがなかったので、なんとか取りたいという気持ちがそれぞれを応援して後押しをもらって受賞できた」

(田野屋塩二郎さん)
「やっと(グランプリを)高知に持ってきた。悔しい思いをしたからそれが力になった。何より高知に最大のライバルがいるというのがよかった」

このほか、城西館と高知商業高校が共同開発した「グローカルバウム」が3位入賞。スウィーツとDariKの「世界を変えるカカオ」が準グランプリに輝きました。