知事と高知県内の各市長が共通の課題を話し合う会議が5日に開かれました。

この会議は知事と県内各市の市長が課題を共有し対策を話し合うため、毎年この時期に開かれています。今回のテーマは今年4月に県人口が67万人を割り込んだことなどを受け、「人口減少対策と地域共生社会の実現について」です。

結婚を促すために男女の出会いの場を設けることや、公共交通を維持するため自動運転のモデル事業を積極的に実施することなどについて議論が交わされる中、四万十市は外国人労働者の受け入れについて議題に挙げました。

(四万十市 中平正宏 市長)
「『異次元の少子化対策』自分としてもすごく期待をしているが、それでもうまくいって人がそこそこ増えるには30年間はかかると思う。その間どうにかして地域の経済を回していくには今の実情から言うと、外国人材を一定活用して回す以外ないのではないかという話をしている」

濵田知事は「全く同感」と話した上で、外国人労働者の受け入れ態勢の整備をより一層進めていく考えを示しました。

(濵田省司 知事)
「移住者の住宅確保を主眼に特に最近抜本強化しているが、それをうまく整備すれば外国人の方に入っていただくことも十分ありだと思う。そういった意味で総合的な支援をしていく体制づくりをこんごもしっかりやっていきたい」

今回議論した内容はそれぞれの政策の参考にされるということです。