7月の道路交通法改正で、16歳以上であれば運転免許なしで電動キックボードを運転できるようになります。電動キックボードを安全に利用してもらおうと警察官と高校生たちが啓発活動を行いました。
高知駅で行われた啓発活動には、高知追手前校の生徒と、高知警察署の警察官らが参加しました。電動キックボードは、来月の道路交通法の改正により、16歳以上であれば、これまで必要だった原付バイクの運転免許が無くても運転できるようになります。構造上時速20キロ以下のものなど一定の条件はありますが、ヘルメット着用も努力義務となります。啓発活動は、法改正を前にルールや注意点を広く知ってもらおうと行われ、参加した生徒たちがチラシなどを配って、通行人に注意を呼びかけました。電動キックボードに関係するこうした活動は初めてです。法改正で、実質的には規制が緩和される形ですが、警察は「免許証がいらないからといって自転車の延長線上というわけにはいかない」といいます。
(高知警察署交通課 吉本奉由 課長)
「7/1から電動キックボードの新しいルールができますので、事前に新しいルールを理解していただきたい。非常にバランスの取りづらい乗り物、こけやすい特徴があるのでヘルメットを被ってけがを防いでもらいたい」
高校生も免許なしで運転が可能になりますが、県教育委員会は公立高校の電動キックボードに関する校則はそれぞれの学校の判断に委ねているということです。警察は、今後も呼びかけを継続していきたいとしています。