健康保険証とマイナカードを一体化した「マイナ保険証」に関するトラブルが高知県内でも多発していることが分かりました。

高知保険医協会は、今年5月から6月にかけて会員である県内451の医療機関を対象にアンケート調査を行いました。

医療機関は今年度からマイナ保険証専用の読み取り機で患者の資格確認を行うことが義務付けられていますが、このシステムを導入している87の医療機関のうち、およそ6割にあたる54機関でトラブルがあったと回答しました。主な内容は、保険者情報が正しく反映されていなかった。読み取り機の不具合で資格確認ができないというケースが多いということですが、他人の情報が紐づけられていたと回答した医療機関も1件ありました。受付をする際、正しい健康保険証の番号とは違う別の人の番号を電子カルテに登録する人的ミスの可能性があるということです。

高知保険医協会はトラブルが起きた原因について検証を行うとともに、従来の保険証を残すことを国に求めていきたいとしています。