高知県室戸市の会計年度任用職員が、自動車運転免許の更新を忘れ、失効している状態で公用車を運転していたとして懲戒処分を受けました。

処分を受けたのは室戸市教育委員会事務局・生涯学習課の会計年度任用職員です。
室戸市教育委員会事務局によりますと、会計年度任用職員は、有効期限が2025年7月までの自動車運転免許の更新を失念し、失効に気づいた9月1日までの間、公用車を17回運転したほか、通勤などに自家用車を運転したということです。

8月30日に会計年度任用職員が公用車を運転中に物損事故を起こし、保険の手続きを進める中で失効が発覚しました。室戸市教育委員会は、21日付けで減給10分の1、1か月の懲戒処分としました。会計年度任用職員は事実を認め、反省の言葉を述べているということです。性別や年齢は明らかにされていません。

室戸市の百田貴昌(ももだ・よしまさ)教育長は「今回の不祥事により市民の皆さまの信頼を損ねたことに、深くお詫び申し上げます。再びこのような事案が起こらないよう、服務規律の徹底を図るとともに、免許証の有効期限の確認などを行い、市民の皆さまの信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。