線路に流れ込んだ土砂に乗り上げて列車が脱線した事故で、土佐くろしお鉄道は列車と土砂の撤去作業を始めました。早ければ7日までに両方の撤去を終えたい考えです。
線状降水帯が発生し、豪雨となった、6月2日、黒潮町の土佐くろしお鉄道中村線の線路では、山から土砂が流れ込み、普通列車が乗り上げて脱線しました。
3日、国の運輸安全委員会の調査官が現地調査を行い、土佐くろしお鉄道は4日から、復旧に向けた作業を行っています。これまでに、ジャッキで車両を浮かせて脱線した車輪をレールに戻したということで、土砂の撤去作業が進められています。
土佐くろしお鉄道は早ければ7日までに事故列車を別の列車で牽引して撤去を終えたい考えです。6日は再び、調査官が現地を訪れて調査をするということで運転の再開はこの結果を踏まえ検討するとしています。
一方、土佐くろしお鉄道は7日まで、四万十市の中村駅と四万十町の窪川駅を結ぶ代替のバスを運行します。高知西南交通と四万十交通のバスをチャーターし、上下、各12便で各駅か駅近くの国道沿いが乗り降りの場所になります。