恵方巻きのプレゼントは動物園でも。幸せが、いや、「ごちそう」が逃げてしまわないよう動物たちは夢中で頬張っていました。
高知県香南市の県立のいち動物公園では2009年から、節分にあわせて動物たちに恵方巻きをプレゼントしています。今年は3種類の動物に贈られました。まずはチンパンジー。飼育エリアに恵方巻きが投げ入れられると…ご飯やサツマイモ、ニンジンなどを海苔で巻いた恵方巻きに駆け寄り、夢中で頬ばっていました。

続いてはワオキツネザル。こちらでは果物を白菜で巻いた恵方巻きがプレゼントされます。飼育員が恵方巻きを持ってくると、木の上から飛び降りてきました。そして食べやすいように棒に刺して与えると…

こちらも夢中で頬ばっていました。最後のアミメキリンには飼育員が直接、手で与えます。
(飼育員)
「用意したのは、白菜で巻いたサツマイモ、ニンジン、リンゴなどが入っています。思いのほか一瞬なので見逃さないように…」

人間にとっては大きな恵方巻きですが、キリンに与えると、ぺろり。あっという間に平らげました。
(訪れた人)
「思ったよりキリンさんが大きかったので迫力あるのを見せられてよかった」
「かわいかった?」
「かわいかったそうです」
(訪れた人)
「間近で見られてすごいなと思った。(Q.きょうは恵方巻きは?)食べる予定です。この子はまだ食べられないが家族で食べようかなと」
今年の「恵方」は「南南東」でしたが、動物たちはお構いなし。2年ぶりに一般公開で行われたイベントは訪れた人たちで盛り上がりました。