新型コロナについて、新たに356人の感染が確認されました。病床占有率が30%台まで下がっていることなどから高知県は、対応の目安を「警戒強化」に引き下げることとしました。
県内では新規の感染確認が減少傾向にあることや病床の占有率も35%となったことなどから、対応の目安をこれまでの「対策強化」から1段階低いステージの「警戒強化」に引き下げることにしました。これに伴い、抗原検査キットの無料配布は今月末で終了しますが、高齢者施設でのクラスターが続いているため、来月末まで施設で従事する人への定期的な検査(頻回検査)は継続するとしています。医療機関のひっ迫に加え、インフルエンザの流行も拡大していることから、引き続き、基本的な感染対策や積極的なワクチン接種を呼びかけています。
(濵田省司 知事)
「感染者数は減少傾向。依然として救急現場は大変厳しい状況が続いている。引き続き、救急現場への負荷がかからないようにお願いしたい。」
また、政府が新型コロナの感染法上の位置づけを5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる方針を決定したことについて知事は国への情報収集や分類の見直しによる課題を把握するよう部局に指示しました。