南海トラフ地震など大規模災害時に、被災者らの心のケアをどう行うかを考える講義が高知市で行われました。

講義に参加したのは心の保健・福祉に関わる県や高知市の職員です。大規模災害時には精神科病院が被災し医療機能が低下したり、災害ストレスを感じる被災者が続出したりすることが想定されます。講義では、実際に東日本大震災で国に派遣された災害時の精神医療専門チーム『DPAT』の医師が登壇し、DPATと自治体の職員が連携しながら被災者や残された遺族などへの心のケアを行っていく方法を紹介しました。

(県障害保健支援課 藤田幸久 主幹)
「外部のDPATの支援を受けられるような体制の訓練を実施して、円滑に心のケアを続けられるような体制づくりに努めたい」