2月3日の節分を前に、豆の加工会社では出荷作業が最盛期を迎えています。

高知市の野村煎豆加工店では、11月から節分用の豆の製造・出荷作業が始まっていて、工場には豆の香ばしい香りがひろがっています。福豆を作るのは直火で豆を煎る昔ながらの製法です。水に浸して寝かせた豆を1度炒って水分を飛ばし、2度目の本煎りで香ばしく焙煎する方法で、火の強さなどもその日の気候に合わせ調整しているといいます。鬼のお面がついたものや小分けになったもの、味付きのものなど、節分用の豆の商品は全部で8種類あり、県内の量販店などで販売されています。

(野村煎豆加工店 中平鉄也 工場長)
「コロナが収まってないということもあるんですけど少しでも皆さんのお役に立てればと思ってまして。豆まきしていただくもよし、年の数食べていただくもよし、非常に甘くておいしく香ばしく仕上がっていますのでそれも含めて楽しんでいただけたら」

野村煎豆加工店は、今年で創業から100年を迎えるということで、昔から愛されている味を守りながら提供していきたいとしています。