高知開催20年の節目となった今年の「カシオワールドオープン」には、日米通算170勝を挙げた元プロ野球選手・松坂大輔さんが、主催者推薦で男子ツアー初参戦を果たしました。

◆会場アナウンス
「『平成の怪物』として、日本プロ野球界で鮮烈なデビューを飾り、メジャーリーグでも活躍した、松坂大輔!」

呼び出しのアナウンスで「現役時代の球場のアナウンスを思い起こした」という松坂大輔さんは、持ち前の飛距離のあるショットを披露するなど、初日は4つのバーディーを奪ってギャラリーを魅了しました。

予選ラウンドは、カットライン(予選通過ライン)が「-3」というハイレベルな戦いとなりました。この戦いの中、高知県勢は片岡大育が-7(8位タイ)、明徳義塾出身の亀井康生が-3(51位タイ)で、決勝ラウンドに進みました。

◆片岡大育
「初日からたくさんのギャラリーが来てくれて、きょうも大声で叫んでくれたのでプレーしていて非常に気持ちが良いですし、盛り上がりました。あわよくば優勝を狙いながら、1つでも上に上がれるように、良いゴルフはできているのでチャンスはあると思いますので、決勝ラウンドも気をつけて自分のペースでやりたいと思います」

中土佐町大野見出身の岡田晃平と大野由真、そして、黒潮ジュニア選手権に優勝して出場権を獲得した高校生の長﨑大星選手は、それぞれ-1で惜しくも予選敗退となりました。

また、四万十市出身の弘井太郎は+3(94位タイ)、黒潮カップに優勝して出場権を獲得したアマチュアの谷本伊知郎選手は+12(103位)も、決勝ラウンドには進めませんでした。

そして、注目の松坂大輔さんは、予選ラウンド2日目の途中、左足の肉離れのため棄権となりました。