■シニア強豪チームの監督が“ガン”に…手術と闘病生活から復活の“野球対決”

子ども、女性、シニア…世代も性別も超えた野球対決。高知県内初の女子硬式野球チーム「10Carat Express」と、元甲子園球児も在籍するシニアの強豪「十市やまもも会」の対戦。やまもも会のメンバーチェンジで、山本智彦監督自ら、ファーストを守ります。


はつらつとプレーする山本監督。実は2021年に行われた野球対決の後、十二指腸にガンが見つかりました。2022年4月に手術。「どうしても、もう一度野球がしたい」と闘病生活を経て、復活を遂げました。

▼十市やまもも会山本智彦監督
「思いもよらず、チームで一番元気と自負しちょったんですけど…なかなか病には勝てないというか…びっくりしました」

2021年の野球対決後、十二指腸ガンに…4月に手術
ファーストゴロをきっちりと処理・ガンで闘病生活を送った山本監督

「テンカラット」最終回の攻撃。ファースト、山本監督もきっちりと守ります。3点を返されたものの、最後の打者をサードゴロで打ち取り、ゲームセット。11対6で、シニアの強豪「十市やまもも会」の勝利です。

10Carat Express 6ー11 十市やまもも会

▼観客
「楽しかったです!おじいさんも頑張ってる姿を見られて、自分らも負けられないと思いました。」
「おもしろかった!来年から野球します。」
「息子が小学校6年生なんですけど、70代になってもこうやって楽しく出られたらいいなと思います。」

「若い力には…」植野クラブ古希 山本哲男監督

▼植野クラブ古希 山本哲男監督(75歳)
「なかなか若い力には勝てませんねえ。来年はもうちょっと頑張って負けないようにやっていきたいと思います!」

▼U12高知家ベースボールアカデミー
西岡虎之丞くん(小6)・美濃部桜介くん(小6)
「シニアチームはまあまあ飛ばしてたので、こわかったです。」
「自分のおじいちゃんの世代の方と野球ができて、真剣勝負ができたのでよかったです。病気になって倒れるまで死ぬまで野球をやりたい気分です!」


▼10Carat Express 今橋加愛 副キャプテン・宇賀安和選手
「(シニアチームは)いやぁ強かったですね。」
「年齢を感じさせないプレーだったのですごく勉強になりました。」
「年齢や性別関係なく、こうして一緒に野球ができるというのがうれしいですし、きょうはすごい楽しかったです。」


「いつまでだってグラウンドに立ち続けたい!」「野球を楽しむのに、年齢や性別なんて関係ない!」野球への飽くなき情熱は一人ひとりの胸に燃え続けていました。そしてこの後、ガンとの闘病生活から復活した、十市やまもも会の山本監督が、因縁のライバルとの“特別対決”が行われました。