冬を越すためこの時期、高知県四万十市に飛来するツルについて理解を深めてもらおうと体験学習会が開かれました。
四万十市に飛来するツルの保護活動を行う「四万十つるの里づくりの会」は毎年、学習会を開いていて、2025年で20回目です。参加した東中筋小学校の5・6年生12人は、座学でツルの生態や越冬するために必要な自然環境などを学びました。その後、えさ場となる田んぼに移動し、ツルが安心して過ごせるよう「デコイ」とよばれる本物そっくりの模型4体を設置しました。ツルは群れで行動する習性があり、上空を飛ぶツルが仲間がいると思って降り立つとされています。
(児童)
「楽しかったです。ツルが去年よりも多く、飛来してほしいなと思いました」
(児童)
「僕は鳥の写真をたくさん撮っているけど、ツルはまだ撮ったことがないので撮ってみたい」
「四万十つるの里づくり会」によりますと去年冬には四万十市で1羽のナベヅルの姿が確認されていて、ツルを見かけても驚かせず、遠くから見守ってほしいとしています。
