高知県議会12月定例会が開会しました。7日で就任から3年となる濵田知事は残りの任期1年を「徹底して成果にこだわりこれまでの取り組みの仕上げの年にしたい」と述べました。

12月県議会では、▼原油価格・物価高騰対策や▼子育て支援などを軸とするおよそ322億100万円の補正予算案などが審議されます。具体的には、▼中小企業のデジタル化を支援する費用などにおよそ19億7600万円、▼農協・漁協施設の電気代の補助などにおよそ9億円が計上されています。

濵田知事は新型コロナの感染状況について、「第8波の病床ひっ迫を回避するためには高齢者施設などでのクラスターの発生防止が重要。サポート体制の構築などに取り組む」と述べました。また、7日で就任から3年となるにあたり、これまでの県政について「関西との経済連携強化や南海トラフ地震の受援態勢の整備などが進み一定の手応えを感じている」と振り返りました。

(濵田省司知事)
「今後迎える任期最後の1年は徹底して成果にこだわりながら、先々の県政にもつながるようこうした取り組みをしっかり軌道に乗せる仕上げの年にしたい」

県議会12月定例会は今月21日(水)までで、9日(金)からは一般質問が行われます。