都市と地方の2つの地域に拠点を持つ新しい暮らしのスタイル、「二地域居住」を支援するポータルサイトを、大手航空会社のANAが高知県などと開設しました。

ANAホールディングスと傘下で地域創生に取り組むANAあきんどが15日公開したのはポータルサイト「ANAの二地域居住BLUE SKY LIFE」です。

ポータルサイトでは国土交通省の事業の一環で、都市と地方に拠点を持つ新たなライフスタイル「二地域居住」を体験できるモニタープログラムを展開します。モニタープログラムは高知県・鳥取県・佐賀県3県の9市町村に滞在し、農業や山村留学など様々な体験ができる内容で、県内は須崎市と馬路村、本山町、大川村が対象です。

参加者は約120人を応募で集め、選ばれた人は高知と東京、あるいは大阪とを結ぶ航空券の場合、片道1万1000円で購入できます。航空会社と自治体が連携することで二地域居住の希望者が直面する「地域間移動の経済的負担」や、「地域に関する情報不足」などの課題解消を目指しています。

(高知県 移住促進課 細川孝 課長)
「二地域居住という形で新しく高知に来てもらう、帰ってきてもらう方を増やしてさらにはその方が移住につながってもらうように取り組みを進めていきたいと思う」

15日はさっそくモニタープログラムに申し込む人もいました。

(申し込んだ人)
「高知の馬路村が気になったので、気軽にできそうな感じだったので、どんな感じかなと興味を持って申し込みさせていただいた」

モニタープログラムへの申込みは2026年2月15日まで受け付けています。