11日から始まる「全国地域安全運動」を前に高知市で防犯に関する式典が開かれ、警察官が特殊詐欺の対策などについて講演しました。

「安全安心なまちづくりの日 高知県民のつどい」には県内各地の地域安全協会や企業、県警などから約100人が参加しました。式では個人などの長年の防犯活動が表彰されたほか、県警・生活安全企画課の近藤秀明課長補佐が「特殊詐欺の現状と対策」をテーマに講演しました。県内では今年に入り特殊詐欺による被害が75件発生していて、国際電話からの接触が7割近くを占めているということです。

(高知県警 生活安全企画課 近藤秀明 課長補佐)
「国際電話の利用休止など犯人からの電話を受けない対策。そうすることで犯人からの電話さえ受けなければ詐欺被害に遭うこともまずありません。ですのでそういった事前の対策が重要だということになります」

式ではこのほか、県防犯協会が9日から購入の補助事業を始める防犯機能が付いた電話の説明も行われました。