高知県いの町の小学生が稲刈りを体験しました。子どもたちは米を作る大変さや楽しさを学んだようです。

稲刈りを行ったのはいの町の伊野南小学校の5年生およそ30人です。総合学習の一環で米作りの楽しさや農家の苦労を感じてもらおうと、米の卸販売などを行う「高知食糧」の協力で行われました。児童たちが自ら種まきや田植えを行い、生育管理にも携わってきた稲。収穫の時期を迎え、黄金色に輝いています。

「とったぞ~」

地域の生産者によりますと2025年は質も量も上々の出来だということです。

「(ここまで育って)とてもうれしい。めっちゃ力がいって少しずつじゃないととれなくて難しかったし楽しかった」

「(農家は)たくさん畑を持っているから大変そうと思った。(食べる時は)“ありがとう”という感じで食べたい」

刈りとった稲は11月、子どもたちが商品化し、販売することになっています。商品名は「こころ」。「協力してくれた人たちの優しさが詰まっていて、みんなで心を込めて作ったお米」という意味が込められています。

(高知食糧 広報企画チーム 北添春菜さん)
「米の消費率がどんどん下がっている中で、『将来米を作る人になりたい』という人が生まれたら」