高知大学医学部附属病院・骨盤機能センターでは、今年4月から井出特任教授が考案した骨盤底筋を鍛えるトレーニングを自費診療で始めました。

井出特任教授は、「骨盤底筋を正しく鍛えることで尿もれなどの尿トラブルは改善できる」と話しています。

骨盤底筋は、腹背筋や背筋群を上手に鍛えることで強化できることがわかっています。トレーニングでは、重りを使って横隔膜のトレーニングや、チューブを使って足を広げる運動を行うなど、腹部の様々な筋肉を鍛えます。


そのあとエコーで、骨盤底筋が正常に動いているかどうか波形を見て確認します。この方法は、井出特任教授が世界で初めて導入しました。

2か月前からトレーニング実施している患者の男性(70代)は「前は家にこもりっぱなしだったけどトレーニングしてから尿もれの量が減ってパッドを持って出かけなくてよくなり、外へ出ていけるようになった。それが一番良かった」と話しています。

ついつい長時間使ってしまうスマートフォン。トイレでの使用も含めて十分注意をはらい、思わぬトラブルを未然に防ぎましょう。