新たな県営渡船「浦戸」の就航式が高知市で行われました。一般客を運ぶ定期航路としては全国初の電気推進船です。

県営渡船は高知市長浜と種崎までのおよそ600メートルを結んでいて、1991年から県が運営しています。1日から就航するのが、完全電気推進船の「浦戸」。30年以上使われていたディーゼル船「龍馬」から航路を引き継いだ形です。30日は種崎渡船場で就航式が行われました。「浦戸」は一般客が乗船する定期航路では全国で初めての完全電気推進船で、県が推進しているカーボンニュートラルの取り組みの一環にもなっています。就航式では、地元の保育園児が太鼓や踊りを披露し、「浦戸」の就航を祝いました。

(県土木部道路課 中村征彦 課長)
「県民の皆さまの足となるということで、安全に運航するということが一番大事だと考えています。安全な運航を確保するという意味では県としてもしっかりと取り組んでいきたいと考えています。また、カーボンニュートラルの取り組みのシンボル的な存在ということで、県民の皆さまにはこの浦戸に見て乗っていただいて、カーボンニュートラルの取り組みについて考えていただければと思います」

環境に優しい県営渡船「浦戸」は、1日午前6時30分に長浜渡船場から出航するということです。