JA高知県が、生産者の所得増大などを図り経営の安定化を目指す「3か年計画」を組合員に報告しました。
JA高知県は、業務の効率化や農畜産物の高値の影響で2024年度の事業利益が6億8800万円あまりの黒字となりました。ただ、これまで主な収入源となっていた金融系の事業の収益がここ数年落ち込んでいることなどから、依然として経営状況は不安定で、収支構造を変えていく必要があるということです。こうしたなか、経営の安定化に向けて「強いJA高知県になる」というスローガンを掲げた2027年度までの3か年計画が組合員に報告されました。持続可能な農業基盤をつくるために、生産者の所得増大に取り組むとしています。
具体的には、市販のものよりも低価格な「オリジナル肥料」の販売などコストカット支援の実施や、消費者や業者に対して、生産コストが上昇している実情への理解を促し、生産者が利益を確保できる適切な価格の実現を目指すとしています。