日本気象協会は26日、梅雨明けについて、西日本では「6月中に梅雨明けする」という最新の予想を発表しました。

日本気象協会によりますと、西日本では今週末から太平洋高気圧に覆われるようになり、その後は梅雨前線の影響をほとんど受けなくなるとみられるということです。このため日本気象協会は、西日本(近畿・中国・四国・九州北部・九州南部)の梅雨明け予想を「6月下旬」と発表しました。

なお、東日本と東北は、7月はじめの前線通過による降水などの後と見込まれています。

【日本気象協会 2025年の梅雨明け予想】
◆東北北部………7月上旬 平年よりかなり早い(平年:7月28日ごろ)
◆東北南部………7月上旬 平年よりかなり早い(平年:7月24日ごろ)
◆北陸地方………7月上旬 平年よりかなり早い(平年:7月23日ごろ)
◆関東甲信地方…7月上旬 平年よりかなり早い(平年:7月19日ごろ)
◆東海地方………7月上旬 平年よりかなり早い(平年:7月19日ごろ)
◆近畿地方………6月下旬 平年よりかなり早い(平年:7月19日ごろ)
◆中国地方………6月下旬 平年よりかなり早い(平年:7月19日ごろ)
◆四国地方………6月下旬 平年よりかなり早い(平年:7月17日ごろ)
◆九州北部地方…6月下旬 平年よりかなり早い(平年:7月19日ごろ)
◆九州南部………6月下旬 平年よりかなり早い(平年:7月15日ごろ)
◆奄美地方………6月19日ごろに梅雨明け済み(平年:6月29日ごろ)
◆沖縄地方………6月8日ごろに梅雨明け済み(平年:6月21日ごろ)

6月27日(金)~7月3日(木)の各地の天気予報

日本気象協会の予想通り「6月中」に梅雨明けした場合、近畿、中国、四国、九州北部地方では、観測史上初となります。日本気象協会は、「かなり早い梅雨明けが予想されるため、熱中症や渇水に注意」するよう呼びかけています。

なお、高知地方気象台は「来週は夏のような気圧配置になる予報だが、"梅雨の中休み"となる可能性もあるため、梅雨明け発表は慎重に判断したい」としています。