廃校となった高知県大豊町の小学校の活用にむけ、大豊町と県内の企業が協定を結びました。2025年の秋に旧校舎を活用したイベントを開催する予定です。

協定を結んだのは大豊町と高知 蔦屋書店、県内で「満天の星」など飲食店を展開するModel Villageの3者です。

3年前に廃校となった旧おおとよ小学校の利活用を進めよと、協定を結ぶことになりました。2024年、3者は協同で旧おおとよ小学校を使い、カフェの出店や本の販売を行うイベントを開きました。2日間のイベントには町内外から500人以上が訪れ大勢の人で賑わいました。

町内には書店や図書館がなく今後3者は旧校舎を活用して本を楽しめるイベントなどを定期的に企画していく方針です。また、イベントを通して人口減少と高齢化が進む町の活性化や新たな賑わいの創出も期待されています。

(大豊町 下村賢彦 町長)
「大豊町のいろいろなことを知ってもらえるようなコーナーを設けるとか、廃校を使った図書館を体験できるような施設になればいいかなと思います」

5日の協定式には中学3年生にあたる大豊学園の9年生が職場体験として参加。生徒たちは旧おおとよ小学校の卒業生で学び舎の利活用について熱心に話を聞いていました。

(大豊学園9年生)
「(旧おおとよ小は)大きな木とかもあって景色が感じられていい場所です。町には本屋がなくて、そこが(イベントで本を読めるのが)楽しみです」

(大豊学園9年生)
「色々な県から(人が来て)楽しめる町になったらいいと思います」

2025年の秋には2024年の様なイベントを旧校舎で開催する予定です。