サッカー天皇杯・高知県予選の決勝。後半30分、サングラスをかけた選手が投入されました。右目の視力がほぼなく、左目はわずかに見えるだけ。“視覚障がい”のあるJリーガーです。ピッチに踏み入れたその一歩は、彼自身にとって、クラブにとって、そして、サッカー界にとって、大きな一歩でした。
「天皇杯」高知県代表の座をかけて、高知ユナイテッドSC(J3)と、アマチュアのKUFC南国(四国サッカーリーグ)が対戦した、11日の高知県予選決勝。試合は1-0と高知ユナイテッドSCがリードして後半に入りました。

そのまま迎えた後半30分、高知ユナイテッドSCの選手交代で、今シーズン初めて、金髪のサングラスをかけた選手が投入されました。背番号35、今シーズン新加入の、松本光平選手です。
サッカー選手としては珍しく、サングラスをかけたままピッチに立った松本選手。実は、左目がわずかに見えるだけの、“視覚障がいがあるJリーガー”です。