2024年7月、設備故障に伴って近くの中学校のプールで行われた高知市の小学校の水泳の授業で、4年生の男子児童が溺れて死亡した事故で、当時の高知市教育長や学校長ら7人が業務上過失致死の疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは高知市教育委員会の当時の教育長と当時の学校教育課長、当時の学校環境整備課長、当時の校長、当時の教頭、当時の教諭2人の合わせて7人です。
事故は2024年7月5日に発生。高知市のこれまでの説明によりますと、小学校のろ過ポンプの故障に伴い、近くの中学校で水泳の授業を行った際、4年生の男子児童が溺れて死亡しました。

事故のあと行われている、専門家による検証委員会で、高知市は、中学校のプールを使用するにあたり、事前に水深を計測し「中学校のプールは1.2~1.4mですが、小学校のプールの深さ(1.0~1.2m)とあまり変わりません」と保護者に伝えたこと。
その後、実際に授業が始まった際には水位が上がっていたことを目視で確認していたこと、などを明らかにしています。
また、亡くなった児童は、一番浅い所でも足がつかなかったことも明らかにしています。

検証委員会は年度内に報告書を出すことにしています。