収益増加やサービス向上のために何ができるのか。県立施設の運営見直しに向けた懇談会が開かれ、「のいち動物公園」の駐車料金のあり方など、具体的な議論が交わされました。
この懇談会は、年間の利用者数が5万人以上の県立施設の管理を「公募」に切り替える方針を受け、収益の増加やサービスの向上策を練ろうと県が開いているものです。22日の1日目は牧野植物園などが、2日目の24日は、「坂本龍馬記念館」や「のいち動物公園」、それに県立のスポーツ施設を運営する団体などが出席し、県内外の有識者から助言を受けました。
このうち、「坂本龍馬記念館」に対しては、インバウンド需要を確実に取り込むため、「外国語の音声ガイドをネイティブの声にする」。スポーツ施設に対しては、施設やグラウンドをスポーツ以外で活用する方法を探してみるといった具体的な改善案が出されました。

また「のいち動物公園」は、人気施設ゆえにイベント開催時などは駐車場が不足し、臨時駐車場の確保に多額の費用がかかると施設側が現状を報告しました。

▼のいち動物公園 中岡誠二 理事長
「(近くに)フジグランがあり、そこを臨時駐車場として借り、シャトルバスを運行して対応しているが、借り上げの経費や警備費用が多額にかかっている」
これに対し、有識者からは「利用時間に応じた駐車料金を設定してはどうか」といった意見があがりました。各施設は、こうした意見を踏まえた収益を上げるための計画を2026年3月下旬までに県に提出する予定です。










