サッカーJ3リーグの開幕まで3週間足らずとなりました。高知ユナイテッドSCは26日、新体制を発表。チームスローガンは「高知一心(こうちいっしん)」です。

今シーズンから高知県勢で初めてJリーグを戦う高知ユナイテッドSC。発表会には、今シーズンからチームを率いる秋田豊(あきた・ゆたか)新監督をはじめ、選手32人全員が出席しました。そのうち半数の16人が新加入選手です。今シーズンのチームスローガンは「高知一心」で、高知全体が志を一つにして戦うという意味が込められています。チーム編成はほぼ終わり、“J3優勝”に向けてチーム内での競争を活発化させるということです。

(父が室戸出身 新加入 松本光平 選手)
「高知県で、高知ユナイテッドSCでプレーできることをすごくうれしく、誇りに思っています。しっかりチームに貢献できるように頑張りますので、応援をよろしくお願いします」

(J1鹿島から 新加入 須藤直輝 選手)
「高知にJリーグがあるという日常を植えつけられるように、自分たちが魅力のあるサッカーをして、高知を盛り上げていけたらと思っています」

昨季 チーム内得点王 小林心 選手)
「今年、J3の舞台で自分がどれほど通用するのか、すごくワクワクしているので」

(昨季 JFLベストイレブン 上月翔聖 選手)
「J3のベストイレブンにも入ることができるように頑張っていきますので、よろしくお願いします」
秋田豊監督はそう簡単ではない目標の達成に向けて、他のクラブよりも早く始動し、選手に厳しいトレーニングを課したと話します。

(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「Jリーグの中で1番下と考えると、他と同じことをやっていても勝てない。一体感を持ってハードワークしていくというところ。(目標は?)優勝です」

(キャプテン 小林大智 選手)
「20クラブの中で(上から)20番目のクラブだと思っています。だからこそ日々のトレーニングから地に足つけて、ワンプレーワンプレー、細かいところにこだわって、求めあっていかないと、なかなか勝ち点3を取れないと思っています。ただ、失うものはありません。勇気をもって、チャレンジャー精神を忘れず、勇敢に、皆さんの心を動かすような、昨シーズン以上にアグレッシブなサッカーを期待してください」
また、クラブが県内の市町村を盛り上げる新たな取り組みも発表されました。選手が応援大使として各市町村を訪問し、サッカー教室を開いたり、イベントに参加したりすることで、県民の健康増進やスタジアムへの来場につなげたいとしています。
高知の開幕戦は2月16日(日)、アウェーで栃木SCと対戦します。ホーム開幕戦は、2月23日(日)で、ガイナーレ鳥取と対戦します。