“春のセンバツ高校野球”に出場する32校が決まりました。高知県勢では、2024年秋の四国大会を制した明徳義塾が、4年ぶりに出場します。
“春の甲子園”=「センバツ高校野球」の出場校を決める選考委員会が、24日、大阪で行われ、出場する32校が発表されました。四国から出場できるのは「2校」で、2024年秋の四国大会の成績などをもとに、出場校が選出されました。
「四国地区の選出校と選考経過について報告します。1校目に明徳義塾高校」

インターネット配信を見守っていた嵜本宏明(さきもと・ひろあき)校長も、思わずこの歓声。
嵜本校長は野球部が練習する「野球道場」に向かい、選手たちに直接“吉報”を伝えました。
(嵜本校長)
「ただいま、連絡が入り、春のセンバツ甲子園大会に出場が決定しました。おめでとう!」
センバツ出場の重要な参考資料となる去年秋の四国大会で、明徳義塾は4年ぶりに優勝しました。選出の理由について、選考委員会では、「池崎投手の試合展開に応じた投球や、犠打で確実に得点に結び付ける一方で、一挙に得点を挙げる集中打もある打線を評価した」としています。夏に続く“甲子園”の舞台。去年メンバー入りした選手の経験値を武器に、馬淵史郎(まぶち・しろう)監督の「甲子園通算56勝目」を全員でつかみ取りに行きます。

(池田佑二 主将)
「やっと確定したという感じでほっとしています。初優勝を目標にして一戦一戦全力で戦っていきたいです」
(馬淵史郎 監督)
「(四国大会で)優勝していたのでほぼ当確だと思って、出られるつもりで練習はしていましたけれども。夏に出ているのでね、甲子園から遠ざかったという気持ちはないんですけど、センバツで明徳の最高成績がベスト4、私自身も経験していますので、なんとか出る以上はそれより上をという気持ちで今やっているところ」
対戦校を決める組み合わせ抽選会は3月7日に開かれ、大会は3月18日に開幕します。