高知海洋高校の実習船、土佐海援丸が国際航海に出ました。およそ2か月間、マグロのはえ縄漁業や海の生物調査などを行います。

高知海洋高校では、生徒たちに船舶の知識や技術を身に付けてもらおうと、毎年、国際航海をしています。

実習を行うのは、海洋学科航海コースの2年生と2つの専攻科の生徒たちで、11日に高知港で開かれた出航式では、生徒を代表し、中石陽向さんが意気込みを述べました。

▼高知海洋高校 航海コース 中石陽向さん
「船長や教官、船員さんの指導をよく守り、安全に気を付けて実習をやり遂げたい。お世話になった家族や先生に立派な姿になって帰って来られるよう頑張ります」

国際航海は2か月間の日程で、太平洋沖でマグロのはえ縄漁業や海の生物調査などを行い、最終的に台湾の港を目指します。

少し緊張した様子で船に乗り込んだ生徒たちでしたが、見送りにきた家族から「元気にいってらしゃい」「体調には気を付けて」という言葉をかけられると笑顔で港をあとにしていました。

▼生徒は
「船内の厳しい生活をいろいろと学びたい。辛いけれど頑張りたい」

▼生徒の父は
「もともとここぞっていう時にやる男なので今回もみんなと協力をして必ず大きくなって帰ってきてくれると思っています」

土佐海援丸は3月10日に高知港に戻る予定です。