学校現場の状況を把握して教育政策に生かそうと、高知県教育長と若手教員の対話が初めて行われました。
この取り組みは、若手教員の日々の業務状況ややりがい、悩みなど、学校現場の「生の声」を把握し、今後の教育政策に生かそうと初めて行われました。

2日は高知市内の小学校から2人、中学校、高校、特別支援学校からそれぞれ1人の合わせて5人の若手教諭が参加し、長岡幹泰(ながおか・もとやす)教育長と意見を交わしました。

学校現場では人手不足が課題となっていて、若手教諭からは、「“やりがい”を伝えて教諭を目指す人が増えれば」といった意見が出ていました。


さらに、県外出身の教諭からはこんな意見も。

(大阪府からきた小学校教諭)
「最初、私が来たときに子どもたちが『牛乳まけた!』と言って、“まける”って何?勝ち負け?と思って、あ、“こぼした”という意味とわかり、そういった高知の文化をもっと知ることができたら良いなと思います」
(今年東京から来て、かつ、子育て中の特別支援学校教諭)
「看護休暇もない、年休も数えるほどしかないというドキドキ感の中で生きていて、何か良い仕組みがあると、もしかしたら私と同じ、働く世代の先生方の安心材料になる」

(県教育委員会 長岡幹泰 教育長)
「人員不足の問題については問題意識を持っていたが、さらに若い方から直接的に意見を聞かせてもらった。いただいた意見について、さらに緊張感をもって取り組まなければならない」

対話は来週にも、須崎市や安芸市などの3か所で行われる予定です。










