全国の小中学生を対象に4月に行われた学力・学習状況調査の結果が公表されました。小学校は2023年度から順位を落とし16位、中学校は2023年度と同じ37位となりました。
全国学力・学習状況調査は、全国の小学6年生と中学3年生を対象に毎年行われています。
2024年度県内では、公立の小中学校など合わせて269校およそ8600人が参加しました。※宿毛市立の小中学校は4月17日に起きた地震の影響で後日実施したため、教科調査の全体集計には含まれず。

その結果、小学生の国語と算数の正答率は全国平均と同等ではありますが、順位は16位。2023年度の6位から大きく順位を落としました。

中学生の国語と数学の正答率は共に全国平均を2ポイント程下回りましたが、順位は37位と去年と同じとなりました。

高知県教育委員会は自分の学習スタイルを確立し、問題を解決する過程を振り返ることが大切だと話していました。
(県教育委員会 小中学校課 蛭子穣 課長)
「自分自身の学びをしっかりと振り返っていいただいて、自分がいったいどんな問題を、何のために解いているのかというところを、しっかりとおさえていただく、そういう活動をぜひしていただきたいと思います」

県教委は8月に校長会を開き、今回の調査結果を踏まえた課題を改善するための指導方法などについて各学校に発信するということです。