高知県内の事業者にビジネスの積極的な海外展開に関心を持ってもらおうと、高知市で駐日インド大使館の商務担当公使によるセミナーが開かれました。

県は、人口減少によって縮小が予想される市場に対応しようと、昨年度から県貿易協会などと協力して海外ビジネスについて学ぶセミナーを県内企業向けに行っています。セミナーには事業の海外展開に関心のある県内の事業者からおよそ80人が参加しました。18日は、駐日インド大使館のデブジャニ・チャクラバルティ商務担当公使が市場の発展が進むインドの経済状況などを説明。インド政府の、積極的な設備投資により高速道路の建設期間が短縮され渋滞時間も緩和したほか、空港の数が2倍近くに増加するなど大きな成果が現われていると話しました。
(駐日インド大使館 デブジャニ・チャクラバルティ 商務担当公使)
「インドでは1億9500万ヘクタールの土地を持っている。インドの人口の60%近くが農業分野で働いているため、この点で高知と協力していけると思う」
県によりますと、県の産業振興センターが支援するものづくり分野の県内事業者について、海外取引を行う事業者を2031年までに現在30社から50社に増やすことを目指しています。










