物部川と仁淀川をレジャー客に安全に利用してもらおうと関係機関が意見を交わす会議が開かれ、ライフジャケット着用の重要性を訴えました。

この会議は高知河川国道事務所が関係機関を集め毎年開いています。県警のまとめによりますと去年、県内で発生した水難事故の件数は27件、死者は13人となっています。前の年に比べ少なくなっていますが、未だに多くの水難事故が発生しています。

2024年もすでに15件の水難事故が起きていて、7月7日には仁淀川でアユ釣りをしていた男性が川に流されて死亡しました。男性はライフジャケットをつけていませんでした。会ではライフジャケットの着用をレジャー客に強く訴えるようにといった声も聞かれました。

高知河川国道事務所は夏休みを前にした子どもたちにライフジャケットを着用することの重要性を訴えました。

(高知河川国道事務所 壬生恵庫 副所長)
「保護者の方が目を離された際に小さなお子様が溺れてしまうという事故が発生しております。そのような水難事故からお子様を守るためにも必ずライフジャケットを着用していただきたいとお願いします」

高知河川国道事務所では物部川・仁淀川で楽しく遊ぶための「安全利用マップ」を作成していて、事前に確認した上で、川のレジャーを楽しんでほしいとしています。