2023年度限りで休校になる高知県四万十町の興津(おきつ)小学校でも卒業式が行われ、教職員や保護者らが最後の卒業生2人の門出を祝いました。
四万十町の興津小学校は子ども数の減少などから2023年度限りで休校になり、2024年度から東又(ひがしまた)小学校に統合されます。22日、最後の卒業式が行われ坂本益英校長が6年生2人に卒業証書を手渡しました。
興津小学校はこれまで児童たちが地区を回って調べ危険箇所などを記したマップを作成するなど防災に取り組んできました。この取り組みが評価され「ぼうさい甲子園」の小学校部門で2度、“ぼうさい大賞”に輝いています。在校生に見送られながら卒業の日を迎えた2人。胸いっぱいの思いが溢れていました。
(卒業生 髙橋紗羅さん)
「何だか、不思議な気持ちでいっぱいですね。淋しいのか…、みんなに『頑張って』って思ってる」
(卒業生 津野梨々さん)
「やっぱり悲しいけど、最高の卒業式になりました。思い出した。今までのみんなと過ごした思い出…。」
23日は閉校式が行われ、前身となる「興津村修童学舎」から150年の歴史に幕を下ろします。