松山~新大阪が1時間半に?

四国新幹線整備促進期成会によると、新幹線ならば、松山から新大阪までを、およそ1時間半で結ぶという。リニア中央新幹線との乗り継ぎが条件になるが、東京も3時間圏内とのこと。
「これなら仕事に間に合ったな…」
記者の漏らしたひとり言は夢物語なのだろうか。
開通から35年が経過した鉄道道路併用橋・瀬戸大橋は、新幹線の運行も想定して建設された、本州と四国を結ぶ重要な結節点だ。
同じ年に開通した、本州と北海道を結ぶ青函トンネルもまた、新幹線の運行を想定して建設されたものだが、開通から28年の悲願を経て、新幹線は実際に北の大地を走り出した。(今回の北海道旅行でも、“地続き”となった函館に降り立つ感慨は深いものがあった)
新幹線にあって飛行機に無いもの

飛行機には「速達性」があるものの、気象条件などに影響を受けやすい上に利用できる乗客数は限られている。
一方の新幹線には、飛行機には無い「確実性」があると思う。
元日に発生した令和6年能登半島地震でも、新幹線を含む鉄道は、運航のできなくなった飛行機の“救済役”として、年末年始の人流を支えるべく活躍している。