11月の愛媛県松山市の市長選挙まで2か月余り、野志市長が、今期限りでの退任を表明し、前哨戦がいっそう熱を帯びてきました。
立候補予定者たちの動きや、市政の課題にどう向き合おうとしているのか取材しました。

9月4日の金曜日、今期限りでの退任を表明した野志市長。

(野志市長)
「松山市においてはこのタイミングで、次の市長にバトンを渡すのが最も良いと考えた」

「次期市長選への出馬は濃厚」という見方が強かった野志市長の、退任表明。

これまでに立候補を表明した3人も選挙戦に向けた動きを加速させています。

6日、大街道商店街で行なわれた秋祭りの準備。
その輪の中に元県議、中野泰誠氏の姿がありました。
みこしの担ぎ手たちと一緒に気勢をあげました。

これに先立ち、中野氏は、市内の病院を訪れ救急医療について院長と意見交換。

(南松山病院 谷水正人院長)
「救急がものすごくひっ迫している。医師会全体で救急を支える仕組みを作らないと、受け入れられない状況が頻繁に発生している」

(中野氏)
「松山市が主体的に取り組んでいく必要がある」

県議の時代から課題解決に取り組んできたという、医療現場の声を大切にする姿勢をアピールしました。

(中野氏)
「コロナ対策含めてずっと医療に力を入れてきた。救急車の適正利用や救急医療体制の構築をどうするかを県議会の中でも提案してきた。彼らが期待してくれて、“ここで変えようぜ”というメッセージを今いただいたんじゃないかと」

さらに・・・

地元、石井地区の住民を対象に防災をテーマに講演。
あわただしく地域を回りました。

(中野氏)
「地域のみなさんの活動や繋がり、それをさらに支援したり後押ししたり、力を増していけるように取り組んでいきたいそういう市政でありたい」

これまで野志市政に対し「是々非々」という立場をとってきた中野氏。

退任表明について次のように述べました。

(中野氏)
「野志市長は道後温泉の改修など大きな仕事をされてきたと思う。一方で、今大きな転換点に立ってなかなか進まなかったものは、勇気をもって進めていく必要があると思う。城山の土砂災害について、私はみなさんが納得できるまで安心できるまで、徹底的に一緒に直接お話したい」