■教育・保育の現場は…

子どもたちを守るために施行される新法ですが、教育・保育の最前線には戸惑いの声も渦巻いています。

働く人々の前科・前歴を照会するシステムは、事業者にとっても膨大な労力を伴うからです。

「自分たちが疑われているようでショックだ」

日々、子どもたちに向き合う現場からは、そんな悲痛な叫びも上がっています。

それでも、上谷弁護士は、「こども性暴力防止法」は、学校の先生や保育士を責める法律ではなく、子どもたちを守るための法律なのだと力強く訴えかけます。

どれほど熱心で愛情あふれる現場であっても、悪意を持った人間がたった一人でも入り込めば、築き上げた信頼は一瞬で崩れ去るということを、参加者らに伝えます。

真面目に子どもと向き合う大人たちが、誇りを持って仕事に打ち込めるクリーンな環境をつくること。

それこそが、この法律の真の目的なのだと説明します。