厳しい暑さに加え、雨が降らない日が続いている影響で、今、愛媛の夏野菜に異変が起きています。生育や価格の現状を取材しました。
標高およそ700メートル。久万高原町の山間にある、ピーマンの畑です。農家の小倉重生さんは生育不良に悩まされています。
(小倉重生さん)
「これがカルシウム不足の“尻腐れ"。選別して出荷しないようにしないと、品質が落ちるので」
連日の強い日差しに加え、雨が少ない日も続いていて、畑の土は乾燥した状態に。
ピーマンは栄養不足に陥り、実の先端が変色して腐る「尻腐れ」が起きていました。
また、猛暑で受粉ができず、変わった形に実ったピーマンも。
これらは出荷することができません。
久万高原町などJA松山市の管内では、去年の同じ時期と比べて出荷量が7割ほどに留まっているといいます。
(小倉重生さん)
「できるだけのことは対応しながら、としか言いようがない。雨が1日でも早く降ってもらいたいと思っている」
影響は、価格にも現れています。
(山田祐也アナウンサー)
「久万高原町の産直市に来ています。こちらのキュウリなんですが、1、2、3、4、5、6、7本入っていてその価格はなんと120円です」
地元の新鮮な野菜が並ぶ道の駅、天空の郷さんさん。
暑さで野菜の成長が早まり、農家からの出荷量が増えたことから一部で"値崩れ"が起きているといいます。
4日まで360円だったトマトは、330円に。
また、通常3本で150円ほどのキュウリは、7本で120円のものがありました。
(買い物客)
「野菜が久万は安い。松山よりは安いんじゃないかな。農家さんはけっこう大変そうですよね」
暑さなどで巨大化し規格外になってしまった野菜も。
長ナスは袋から飛び出しているものもありました。
(買い物客)
「大きいなと思って買った。普段は短いナスばかりだったので、長いナスは珍しいなと思って。ちょっとでも高く買ってあげたい。おいしいナスなので」
天候に翻弄される野菜の生産地。1日も早い、恵みの雨が期待されています。








