環境保全などの取り組みに役立ててもらおうと、2023年1月に操業を終了するアサヒビール四国工場から愛媛県西条市に対し、最後の寄付金が贈られ、市役所で21日、感謝状の贈呈式が行われました。

アサヒビール四国工場では、環境保全などに役立てもらおうと、毎年従業員から寄付金を集め西条市に贈っていて、今年は10万円を寄付しています。

21日は川口美佳(かわぐち・みか)工場長らが西条市役所を訪れ、越智三義(おち・みつよし)副市長から感謝状を受け取りました。

アサヒビールによりますと、四国工場は2023年1月28日の出荷を最後に操業を終えることになっていて、工場の跡地については、売却の方針で交渉中ということです。

また、工場に勤務する社員53人は、グループ内の配置転換で対応し、関連会社の従業員などおよそ80人についても配置転換や再就職の支援を行っているということです。

今後については、2023年1月30日から市内丹原(たんばら)町に物流拠点を新たに設け、四国4県に製品を届けることにしています。