東京商工リサーチ松山支店によりますと、愛媛県松山市に本社を置く「タカギ工業」が10日に事業を停止し、松山地裁に破産を申請する準備に入ったということです。

同社は1999年4月の設立。

以降、消防や水道の施設工事などを手掛け、大手からの受注で、2008年3月期から2020年3月期までの売上高は4000万円台で推移していました。

その後、受注は拡大して増収を続け、2024年3月期には1億5457万円を計上しましたが、収益力は弱く、過去には単年度で百万単位の赤字を計上することもあり債務超過の状態が続いていました。

2024年3月期も237万円の赤字で1676万円の債務超過となり、支払い遅延も発生する中、今回の事態となりました。

負債総額は約4000万円だということです。